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Apr.

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16 Jan. 2014

「みんなの文字」—私にとっての「みんな」の発見!

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「みんなの文字」をご存知ですか。

「みんなの文字」は、一般社団法人ユニバーサル・コミュニケーション・デザイン協会(UCDA)、書体メーカーイワタ、電通の三者が共同開発したUDフォント(書体)です。UDフォントのUDとは、ご存知の通り「ユニバーサル・デザイン」。書体における「ユニバーサル・デザイン」とは、「わかりやすさ」「伝わりやすさ」「見やすさ」に配慮がなされているということ。小さくても見やすい、文字と文字の間に最適な間隔が保たれる、印刷がかすれたりしても判読しやすい、画数の多い複雑な漢字でもつぶれにくい、そういったことを予め考慮して、一つ一つデザインした書体なのです。

私は仕事の書類作成などで、今やこの文字しかほとんど使わないほど気に入ってます。が、この文字を使うことには、ただ単に個人的に気にいる、以上の様々な意義があるようです。例えば、小さい文字でも読みやすいということは、老眼・白内障・ご高齢の方も読みやすいということ。世の中には「必ず全ての人にきちんと伝えなければならない」こと、例えば毎年人々の手元に届く「ねんきん定期便」のようなものがありますが、この場合、個人の財産に関わる非常に重要な情報であるため、全ての方に目を通してもらわなければなりません。そういったところに、今、この「みんなの文字」が採用されているのだそうです。高齢化が進む日本社会でこれからこういったニーズは一層高まるであろうこと、みなさんお気づきの通りです。

私は以前まで「ユニバーサル・デザイン」と聞くと、「特に障害がない人にも使いやすいバリア・フリー・デザイン」といった印象をもっていたような気がします。「みんなの文字」との出会いは、その考え方を覆しました。「みんなの文字」の「みんな」を最初から意識していくという考え方もあるのですね。発見でした。

追伸)「全ての人に」「みんなの」と書きましたが、残念ながら視覚に障害をお持ちの方にはご覧頂けないということがありますね。こちらについては、別途様々なコミュニケーション手段や工夫が開発されているようです。これについてはまた次の機会にご紹介致します。

取材・文: DDL事務局
Reporting and Statement: the-ddl-office
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