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18

Nov.

2017

column
21 Oct. 2017

かいしゃぱーくに子を連れてきたら、視野が広がった! 

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LIFEとWORKを近づけるために、かいしゃに子どもを連れて来てみる。

企業内保育として預かるのではなく、休日の会社見学でもなく、会社に子どもを連れて来て、
子ども達同士も、社員も、地域の企業も、学生も、混ぜこぜにしてみる。
そんな「かいしゃぱーく」の企画チームであるママプランナー達のリレーコラム第四弾。


 

私の「普通」と「多様性」

 

小学校から大学まで私立のエスカレーター(しかも女子校)、そして新卒で入社して20年以上電通という同じ会社に勤務、という本当にごくごく狭い、限られた価値観の中で生きてきた私。

学校では先生も用務員さんも生徒も障がいを持った人を見たことがなかったし、ハーフはいたけど外国人の友達もいなかった。

周りに生活に困っている人はいなかったし(表面上は、かもしれないけど)それが私にとっての「普通」だった。

 

30歳になって子どもが産まれ、区立の保育園~小学校にお世話になり、人生で初めて交流するタイプの人たちにたくさん出会った。

交流の中で本当にいろいろなことを学ばせてもらって、経験して、初めて社会というものが分かった気がする。

目ウロコだったり、心底驚いたり、ショックを受けたり、自分の甘さにがっくり来たり、、、が多かったが、その中で自分が今まで常識だと思っていたことって、実はただの学問的な理解、勉強の域を超えてなかったのだと気付かせてもらった。

 

「多様性」と言われるとなんだか難しそうだけど、実は社会の自然なあり方そのものなんだ、と感じる。

息子や娘の園・学校には、ダウン症の子もいてフィリピン人の子もいて、授業中にどうしても座っていられない子もいて。

年度の始めには低所得者用就学援助の書類も配られる。

いろいろな境遇のいろいろな価値観の人がいる。

それが「普通」。

いろいろな「一人ひとり」が社会の中で自分の生活を送ること。

それが「多様性」。

 

認めるとか認めないとか、人がいいとか悪いとか決めたりする、そういうことではなくて、生きている一人ひとりがその人なりに自分らしい日常を暮らすことが大事。

子育て13年目でそんな感覚を得られたと思っていた。

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今回かいしゃぱーくに小学校2年生の娘と参加させていただいた。

お昼休みの時間に来てくださったうんちマンチーム。ふと目をやると、車いすのうんちマンさんのひざにすわる娘とその車いすを押しまくって爆走させるお友達。

「何してるの?!やめなさい!!」

と思わず駆け寄ろうとした、その時。車いすのうんちマンの表情を見ると、嫌がってない。

むしろ笑っていらっしゃる。

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ああ、そうか。私はまだ甘いのか。

得られたと思っていた「多様性」の感覚はまだ実行動に結びついていなかった。

 

子どもの「普通」

 

障害のある人を差別しちゃいけません。

偏見もったらいけません。

 

と学校で教えられてきて、子育て生活で社会を知ってバージョンアップできた、自分はフラットだ、と実はひそかに自負していたけど、まだ一緒に遊ぶ人だとは思えてなかった。

 

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フラットとか関係ない本能の塊=子どもから見たら、車いすは格好の「遊ぶもの」。

車いすに乗っているけど、別に普通のおじさんじゃん!一緒に遊んで何が悪いの??しかもウンチかぶってるんだよ!止めたら娘にきっとそう言われただろう。

そうだ、確かにそうかもしれない。

「面白いシチュエーション」と捉える方が自然なんだ。

だったらこうして本気で遊ぶのが、「普通」なのだ。

障害があろうとなかろうと、一緒に遊ぶ相手が嫌がることはしてはいけないが、今はお互い楽しそうだ。

止める方が変な偏見があるってことだ。。。

もちろん危険が生じてはいけないので、そこは見守りつつ、車いすでグルグル爆走しまくるうんちマンと娘たちの楽しそうな顔を心に焼き付けた。

フラットに、何が人として自然なのか、とふと考えるに至って気づきを得たのも、実はかいしゃぱーくの功績かも、と振り返って思う。

 

娘たちの遊ぶ場にはなっていたけど、そこは電通ホール。

普段仕事モードの頭で局長の話を聞いたりセミナーでメモを取ったりしている場。

親として/電通人として半々のモードで参加していた、そんなかいしゃぱーくだったのだ。

親としての立場だけだったら、とっさに娘を止めていたかもしれない。

仕事モードの頭×子どもの行動=人としての本質ってなんだろう?何が自然なんだろう?と冷静に分析するスイッチがONになった。

 

かいしゃぱーくは、育児している社員にとっての働きやすさだけではなく、「子ども」という普段仕事の場にない特殊フィルターを通して新しい価値を見出すことも提供できるのかも。

 

特に「伝わるコミュニケーション」を考えることが生業の私達には、本能で動く子どもたちから何かを感じて、気づきや発見を産む良き機会になるのかも。

そんな予感がしたかいしゃぱーくトライアルの回であった。

 

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