「働く」と「育てる」を近づける。2年目の「かいしゃぱーく・しおどめ」。
- 共同執筆
- ココカラー編集部
子ども達にも、お父さんお母さんのかいしゃを好きになってもらいたい
子育てしながら働く社員がもっと働きやすくなれば。そして、育てながら働くことへのモチベーションをもっと高めていきたい。今年もそんなビジョンの下、電通社員が子連れで会社に来る「かいしゃぱーく・しおどめ」を夏休みに開催しました。
第一回となった昨年はトライアルとして小規模・単日で開催しましたが、今年は全社規模×3日間に拡大。夏休みのど真ん中の8月14~16日に、下は小学1年生から上は6年生まで、延べ93名の子どもたちに汐留に来てもらいました。
夏休みはほぼ毎日、学童で過ごしている子どもたち。せっかく来てもらうなら、電通ならではのコンテンツを楽しんでもらって、他の場所では得られない特別な学び・体験の機会をつくりたい。お父さんやお母さんが働いている電通という職場や仕事の内容をちょっとでも体感して理解を深めてもらいたい。できれば電通という会社を好きになってもらいたい。
そんな思いを込めて、今年もワークショップのプログラムを組み、快く講師を引き受けてくれた「まさに多種多様な趣味特技」を持つ社員たちと打ち合わせを重ねて、当日を迎えました。
3日間で総勢11プログラム
元世界チャンピオン(!)までいる、その道のプロ級の腕前の社員や関係会社の方々が、子ども向けのプログラムを全力で作ってくれたおかげで、毎日子どもたちは朝から夕方まで飽きることなく、フル活動。帰りの会のころには疲れて眠ってしまう1年生も!(笑)
子どもたちが目をキラキラさせながら、一生懸命取り組む姿。初めはできなくても、何度でも挑戦してやり遂げる姿に親社員たちもスタッフも感動。無心に頑張るわが子の姿、なかなか家では見られないものです。
子どものコンディションが、仕事の仕方、働きやすさを変える
親社員は子どもたちを気にしつつも、きちんと仕事はこなします。真剣なまなざしでPCに向かう親の姿を間近で見て、会社の空気に触れて、子どもたちもきっとパパやママを見る目が変わったことと思います。
通常の業務も遂行しつつの準備や運営に、講師もスタッフもかなり苦労しましたが、「楽しかった!」「サウンドロゴがうまく作れてうれしかった!」「会社がキレイだった!エレベーターがすごい速い!」「電通ってナゾが多い会社!」(笑)と口々に感想を言って、満足げに手を振って帰っていく子どもたちに、蓄積した疲れも吹っ飛びました。
3日間という短い期間での開催ではありましたがかなり充実したイベントとなり、親社員の事後アンケートからも、「普段、仕事中は子どもの事を考えないが、同じビル内にいると常に気になり、効率化をはかったり、かえって良い刺激になった」「サウンドロゴのように、子どもが『自分も知っているものを電通の人は作っているんだ!』と理解できたことは、子どもにとって興奮に値することだった。電通への理解・親近感が飛躍的に高まった気がした。」という意見も見られ、子どもと親の物理的・心理的距離が縮まった様子がうかがえました。
親にとって、子どものコンディションが(物理的にも心理的にも)仕事に及ぼす影響はかなり大きいので、子どもからの仕事への理解があることは働きやすさに直結します。親の背中のみならず、会社の環境や仕事のイメージ、同僚の人となりも子どもに見せる、シェアすることで、より一層子どもは親の生き方をポジティブに感じ取って、そして支えてくれる存在へと成長します。
そして子育て中ではない社員もプログラム作成や運営への協力の中で、子どもたちの姿を見て何かのインスピレーションを得る。社員それぞれの「ライフ」と「ワーク」が相乗効果を得られるような仕組みへと、かいしゃぱーくをさらに発展させていきたいと考えています。
ソリューションとしてのかいしゃぱーくへ
また、当日見学に来てくださった社外の方も多く、非常に興味を示していただけました。かいしゃぱーくは電通のみならず「企業」にとって働き方を変えていく上でのソリューションになる可能性を感じています。電通ならではの子ども向けプログラムも確立しつつあるので、人財ビジネスへの活用も視野に入れて、今後の企画運営を検討していきたいと思います。
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