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18

Nov.

2017

column
8 Sep. 2017

ケヤキの木が繋いだ、コミュニティーカフェの誕生。 @相武台団地・ひばりカフェ

相武台団地商店街前の大きなケヤキの木

ここに私が植えられたのは50年ほど前になります。
当時はまだ若木でしたが今ではご覧の通りです。
この団地が出来た頃は若い夫婦や子ども達の声でこの商店街もとても賑やかでした。

その後、時代の移り変わりとともに住んでいる人たちも年を重ね、今では大部静かになってきました。ここに住んでいる方は65歳以上の方が40%を超え、単身で暮らす高齢の方も少なくありません。

この商店街も当時は13の商店が軒を連ねていましたが、シャッターを閉めた店が増え、この団地を管理する公社の方々も団地の再生のためにも商店街を活性化させたいと、2年前にお店をやってくれる人を公募したのです。

そんな折に佐竹輝子さんが手を挙げてくれたのです。
彼女は東京生まれの神奈川県相模原育ち。
この団地の近くに住んでいて、大きなケヤキのあるこの場所が以前からお気に入りの犬の散歩コースだったのです。

彼女は長年近くの座間の米軍基地関連の仕事をしていましたが、60歳を目の前にして仕事を辞めました。
その後ご主人を亡くされましたが、お子さんの薦めもあり何か始めようと思っていたところだったのです。

元々コーヒーや料理が大好きだった彼女は、この場所でカフェを開くことを提案。しかもコミュニティーとして役立つ様な場所にしたいと、二階を利用してカルチャースクールも運営したのです。

ひばりカフェ中の様子。地元の男性が一息入れています。

ひばりカフェ中の様子。地元の男性が一息入れています。

 

そんな彼女の気持ちや行動は多くの仲間に共感され、こども食堂、学童保育、アレルギー対応のおやつ店、美容サロンが次々に出店。
商店街も賑わいを少しずつ取り戻して来たのです。

ひばりカフェが出来たことで団地に住む人たちの集まる場所ができ、会話を楽しむことできる様になりました。
また彼女は自分の足で探したアーティストに声をかけ月一ライブを定期的に行っており、今までここに来なかった多くのジェネレーションがここに集まり知り合いになるきっかけもつくっています。

「夏はその茂った葉で人々に木陰を提供し、冬はその葉を落としたくさんの陽差しをくれる。」そのように言って彼女は私の存在をとても愛してくれています。

人間は年をとると言いますが、木は年をとるとは言いません。
いつまでもやりたいこと、楽しいことに積極的な彼女の姿を私もここで見守っていきたいと思います。

 

 

取材先 ひばりカフェ 佐竹輝子さん

http://hibaricafe.jimdo.com

 

Reporting and Statement: ddlgenerationteam
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