電通ダイバーシティ・ラボ、生物多様性を自分ごととしてみんなで学べる児童書刊行
- 副編集長 / クリエーティブディレクター/DENTSU TOPPA!代表
- 増山晶
「生物多様性ってなんだろう」
「身近にはどんな生物多様性の課題があるんだろう」
毎年5月22日は、国連が定めた国際生物多様性の日です。国際的なテーマである「生物多様性」について、世界各地でその普及や啓発のためのイベントが行われます。電通ダイバーシティ・ラボは、身近な生物多様性について子どもの頃から自分たちのこととして考え、みんなで一緒に学べる小中学生向けの生物多様性児童書『みんなで知りたい生物多様性』を刊行しました。2022年刊行の『みんなで知りたいLGBTQ+』、 2023年刊行の『みんなで知りたいダイバーシティ』に続く、「みんなで知りたい」シリーズの第3弾です。
電通ダイバーシティ・ラボは2011年の発足以来、文化・ジェンダー・世代・障害の4つのジャンルにおいて、調査・分析・ソリューション開発を進めてきました。このシリーズでは、電通 Team SDGsのサステナビリティに関する知見も加え、身近な衣食住と未来をテーマに、生物多様性について幅広く網羅しました。
調査データ、最新事例、親しみやすいイラストやマンガでの説明、Q&Aでのポイント確認やダウンロードできるワークシートデータ提供など、能動的な調べ学習を促す工夫が満載です。「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」といったSDGs目標も踏まえ、子どもたちだけでなく誰にとっても「みんなで知りたい」生物多様性について全5巻を通して順を追って知り、考え、行動するために役立つ本です。
第1巻 生物多様性を知ろう
「生物多様性とはなにか」について、身近な衣食住と未来の4つのジャンルで学びます。詳しくはそれぞれ2巻以降で学ぶことができます。
以下、順次発売予定。
第2巻 着るものを選ぼう
衣服の大量生産と廃棄、3Rの取り組みなど「着るものと生物多様性」について、学びます。
第3巻 食べものを知ろう
食物連鎖や地産地消など「食べものと生物多様性」について知り、できることを考えます。
第4巻 住むところを考えよう
気候風土や都市と地方など「住むところと生物多様性」について知り、考えます。
第5巻 生物多様性と未来
「未来と生物多様性」について国際目標から最新の取り組みまで、自分たちのこととして学びます。
毎日の暮らしの中にある生物多様性を知り、行動し、豊かないのちのつながりを大切にするきっかけになれば幸いです。
『みんなで知りたい生物多様性 生物多様性を知ろう(第1巻)』
文研出版、AB版、40ページ、3300円(税込)、ISBN:978-4-580-82628-1
企画 電通ダイバーシティ・ラボ(増山晶、半澤 絵里奈、岸本 かほり)
協力 電通 Team SDGs(田中理恵)
文研出版HP https://www.shinko-keirin.co.jp/bunken/library/9784580826281/
電通リリース https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0530-010729.html
電通報 https://dentsu-ho.com/articles/8908
注目のキーワード
関連ワード
-
ネグレクトneglect
無視すること。ないがしろにすること。子どもに対する養育を親が放棄すること。例えば、食事を与えない・衛生環境を整えない・病気やけがの治療を受けさせない・泣いている乳児を無視するなどの行為。身体的虐待や性的…詳しく知る
-
こども食堂Kodomo Shokudou
地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供する場。「子どもたちへの食事提供の場」としてだけではなく、高齢者や共働きの家族などが集まって食事をとることも可能で、地域のコミュニ…詳しく知る