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19

Apr.

2024

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16 Jun. 2022

【2022年版】『アライアクションガイド』を更新しました

福居亜耶
CMプランナー/コピーライター
福居亜耶

※最新の2023年版はこちら

6月はプライド月間です。このたび、電通ダイバーシティ・ラボは『LGBTQ+について「知る」「考える」「行動する」アライアクションガイド』を2022年版として更新いたしました。ダウンロードリンクは記事の最後にございます。

本ガイドについて
『アライアクションガイド』は、10年以上にわたってLGBTQ+に関して取り組んできた電通ダイバーシティ・ラボが、当事者やアライの声を参考に、具体的なアクションをお伝えするデジタルブックです。最新の調査データを引用しながら、基本的なことをまとめています。昨年6月の公開から、個人、企業・団体、自治体、教育関係など、たくさんの方にご活用いただきました。使用報告フォームに寄せられたコメントを引用していくつかご紹介します(引用部分については原文ママ)。

「何をしたらいいの?」というアライの声をよく聞きます。すぐに出来ることから始めるアクションガイドとなっていて(かつ見やすく)、素敵だと思いました。会社員(社内向けサイトに掲載)

『アライアクションガイド』は大変有益で示唆に富む情報が掲載されていますので、学生にとってガイドに触れることは有意義な学びの機会となるものと思っております。大学教員(教材として活用予定)

ゼミの発表の際に使わせて頂きました。イラストや、データなど非常に分かりやすく、使いやすかったです。大学生(ゼミで使用)

※制作のねらいや使い方をご紹介した昨年の公開記事はこちら

2022年版の更新ポイント
LGBTQ+をとりまく状況は日々変化しています。最新情報やよりインクルーシブな解釈をもとに、図や説明を更新いたしました。主な更新点は下記の通りです。

①P.05の性のあり方をかたちづくる要素について、「出生時に割り当てられた性」よりも「本人が自認する性」が尊重されるべきという考えから、その2つの順番を入れ替えました。

②P.05の「出生時に割り当てられた性」について、日本をはじめ多くの国・地域では男性/女性のどちらかを割り当てられるため、グラデーションではなくツートン表示にしました。

③P.20の「LGBTQ+当事者が取り組んでほしいこと」の調査結果の表記に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
誤)上位から「学校での教育」「地域の人たちの意識改革」「施設の改善」
正)上位から「地域の人たちの意識改革」「学校での教育」「権利を守るための条例の制定」

④P.27の巻末:関連語句について、最新情報をもとによりインクルーシブな表記にアップデートし、「ジェンダー代名詞」「ノンバイナリー」の語句を追加しました。

⑤P.27の巻末資料:関連語句について、昨年度版でDSDs(性分化疾患)と同義の言葉として紹介していた「インターセックス」は、『男でも女でもない性別』を連想させてしまうために当事者やその家族には使用が好まれておらず、紹介するには不適当な用語でした。また、DSDs(性分化疾患)についても、LGBTQ+がテーマの本ガイドで取り上げることで、DSDsが性的少数者のカテゴリーと誤解される可能性に鑑みて、2022年版では関連語句としての掲載を見送ることとしました。

⑥P.28の巻末資料:イベントカレンダーを2022年6月~2023年5月のものに更新。編集時点でわかりうる情報を具体的に記載し、掲載イベント数も増やしました。




ダウンロードはこちらから
用途に合ったものをダウンロードして、趣旨に沿う範囲で自由にご使用ください。

2022年版 全ページ(PDF)
2022年版 全ページ[ページ番号無し](PDF)
2022年版 素材集(JPEG)

なお、セミナーや授業など個人以外でご使用になる場合は、下記のフォームからご報告をお願いします。事後報告でも構いません。今後の活動の参考にさせていただきます。
『アライアクションガイド』使用報告フォームはこちら

【注意事項・免責】
・このガイドブックを、法令や公序良俗に反する態様、他人に不利益・不快感を与える態様、趣旨に反する態様などで利用することは禁止します。
・このガイドブックを利用して商標登録をすることはできません。
・このガイドブックを利用することでトラブルや損害が発生した場合でも、電通ダイバーシティ・ラボはいかなる責任も負いません。

LGBTQ+について「知る」「考える」「行動する」アライアクションガイド
編集:電通ダイバーシティ・ラボ
構成・文:福居亜耶
デザイン:加藤千洋
お問い合わせ:https://dentsu-diversity.jp/contact/

取材・文: 福居亜耶
Reporting and Statement: ayafukui

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