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Oct.

2021

column
4 Oct. 2021

ワークショップを通じて高校生たちが自ら考える「未病の課題」と「解決策」とは?

徳永栞
プランナー
徳永栞

未病と聞いてどんなことを想像するでしょうか?

未病というと中高年以上の問題と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実はその入口は10代~20代であることも少なくありません。その事実に着目し、神奈川県と花王株式会社が共催となり、高校生と未病についてのワークショップである「未病を考える高校生プロジェクト:女性の未病について考えるアイデアワークショップ」が実施されています。

本プロジェクトを牽引している花王株式会社の窪田さんにお話を伺いました。

 

未病と高校生の関係とは

未病とは健康と病気の間の連続的な変化が発生する状態のことです。(出典:神奈川県HP「未病について(健康寿命の延伸に向けた取組)」)

 

前述の通り、10代~20代が未病の入り口となることも少なくない中で、高校生が未病とは何か、女性が抱える未病にどう向き合うのかを自分たち自身で考えて実践する未病学習として、未病を考える高校生プロジェクトが実施されることになりました。

 

未病を考える高校生プロジェクトの概要について

神奈川県立保健福祉大学の吉田教授に女性の身体にまつわる未病について講演いただきました。

 

未病を考える高校生プロジェクトは、「女性の未病:未来を変えるのは、きみたちのアイデアだ。」をテーマに、未病について正しい知識の習得・高校生同士のディスカッションを通して、女性の未病を題材に商品やサービスを企画・実現を目指すプロジェクトになっています。神奈川県・花王株式会社が共催しており、フェルマータ株式会社の協力・監修のもと、複数回にわたって、高校生がオフライン・オンライン双方で集うかたちで実施されています。

フェルマータ株式会社の中村さんに女性の未病についてお話しいただきました。

 

神奈川県の県立高校に在学する高校生22名が参加しており、全8回のワークショップに参加しながら高校生同士でチームを組み、課題の発見から解決策の提示までを行います。本プロジェクトのゴールは2つあり、1つ目が、参加者が身近な未病を知ることで、若い世代から未病改善を自分事化するようになること、2つ目が参加者自ら女性の未病について周囲に発信し、世の中を変える活動をするようになることです。

花王ロリエの石田ブランドマネージャーにオンライン上で生理・生理用品に関するご講義をしていただきました。

 

ワークショップで出た高校生の未病に対する課題感とは

 

本プロジェクトでは、第1回~第3回で女性の未病についてインプットしたり課題提起をしたりした後、4チームに分かれ、チームごとに実際に女性の未病について課題を考えていきました。

チームによってテーマが分かれており、1つのチームが生活習慣・栄養について、3つのチームが生理について、それぞれディスカッションしていきました。

チームに分かれ、活発に女性の未病についてディスカッションをしています。

 

これまでのワークショップの中でチームごとに課題を抽出しています。

1つ目のチームは、年代によって必要な栄養素が違うにもかかわらず、若い女性向けの栄養食品が少ないこと、2つ目のチームは、最適な生理用品を自分自身で選ぶのが難しいこと、3つ目のチームは、生理をはじめ、自分の身体に関する事に興味・関心が低い高校生が多いこと、4つ目のチームは、生理について自分が理解していなかったり周囲の人間が理解していなかったりすることを、問題だと捉えています。

ポストイット等を使いながら女性の未病についてメンバー同士で意見交換をしました。

 

上記の各課題に対して、今後、高校生自身でアイデアを考え、さらには試作品として形にしたり、プランを実行したりするなどブラッシュアップさせていきます。さらに11月に予定されている最終回では、未病を考える高校生プロジェクトの集大成として、神奈川県知事(出席予定)に対して発表をする最終報告会が開催されます。

 

高校生によってどんな未来を変えるアイデアが生まれるのか楽しみですよね。最終報告会後に高校生たちのアイデアについて、またレポートをいたします。ぜひお楽しみに!

取材・文: 徳永栞
Reporting and Statement: shioritokunaga

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