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23

Jan.

2022

column
22 Dec. 2021

高校生が実際にプレゼンした「未病の課題」と「解決策」

徳永栞
プランナー
徳永栞

未病と聞いてどんなことを想像するでしょうか?

10代~20代も未病の入口になりうるという事実に着目し、神奈川県と花王株式会社が共催した「未病を考える高校生プロジェクト:女性の未病について考えるアイデアワークショップ」が実施されました。

前回は高校生が考える未病の課題についてお伝えしましたが、今回は最終報告会の様子をレポートします。

本プロジェクトを牽引している花王株式会社の窪田さんにお話を伺いました。

高校生が考えた未病の課題を解決するアイデア

最終報告会において、高校生が4チームに分かれ、神奈川県知事の前で未病の課題とそれを解決するアイデアを発表しました。

チームAは未病の課題として、生理用品の種類が多く、保護者と一緒の生理用品を使用しているため、自分に合った生理用品を選べないことに着目しました。上記課題に対し、女子高校生の視点から生理用品のチャート表・標本を作成し、自分に合った生理用品選びのサポートをしたいとプレゼンしました。


トップバッターとして発表を実施した
チームA

チームBは生理についての理解が浅くタブー視されていることが、男女問わず未病の課題だと考えています。10代の男女をターゲットにし、自分の生理で困っている人や周りの生理を知りたいと考えている人に対して、生理の正しい情報を掲載したミニブックを作成しました。上記施策を通じていろいろな人に未病を知ってもらいたいという思いを発信しました。


チームB
は実際に作成したミニブックを提示しながらプレゼンしました。

チームCは市場に女性をターゲットとする栄養補助食品が少ないことを未病の課題と捉え、若い女性の生活をサポートする栄養補助食品を提案しました。試作品を作成したり、企業にプレゼンしたり、文化祭にてポスターやレシピを発表したりした様子を紹介しながら、上記施策を通じて女性の未病をサポートしたいと語りました。


チームC
は栄養補助食品により若い女性の生活をサポートしたいとプレゼンしました。

チームDは、高校生が生理を始めとした自分の健康への興味が低いことを課題に挙げました。高校生が自分の未病や健康を意識できるような動画を作成し、広く未病に関して問題提起することで、自分の未病に向き合ってもらいたいと発表しました。


チームD
は高校の公式TwitterやYouTubeチャンネルでの動画公開により、幅広い人への未病の周知を目指しています。

全チームの発表後に表彰式が実施され、チームCが最優秀賞、チームDが花王特別賞、チームA・チームBが奨励賞を受賞しました。

発表を受けて、黒岩知事からは高校生たちが未病を自分事化して捉えたことの素晴らしさ、花王の小泉役員からは未病に対してこれからも取り組んでほしいという今後の高校生たちへの期待についてお話がありました。

高校生の未病に対する意識の変化と今後の展望

発表後、最優秀賞のチームCと奨励賞のチームAにインタビューを実施しました。

チームAは、みんなで一緒にアイデアを追求することの楽しさがワークショップの意義だと考えています。メンバーが同じ高校に通っていたため、お昼休みを利用して話し合いを実施しアイデアをブラッシュアップしたことに達成感があったと語りました。

またワークショップ参加前は未病について知らなかったが、ディスカッションを通じて未病について深く考えることができ、もっと周囲の人に未病のことを伝えたいと強く思うようになったと、未病への意識の変化を語ってくれました。今後もHPを作成しウェブ上でもチャートを作成する予定で、高校生に未病を伝えたいという思いを話してくれました。


奨励賞のチーム
A
が実際に作成した生理用品の標本を紹介してくれました。

チームCは、未病に関していろいろな体質の人がいると知ることができたことをワークショップの意義だととらえています。生理が重いのは自分だけではない、いろいろな人がいるということを知ることができて安心したと語ってくれました。また、ワークショップ参加前は朝ごはんを抜きがちだったが、ワークショップを通じて自分の身体を意識するようになり、一日三食しっかり食べるようになったという生活習慣の変化もあったそうです。

今回は試作品として栄養食品を作成しましたが、商品として世に出すことで、広くいろいろな人に未病について発信したいと今後の展望を話してくれました。


最優秀賞の
チームCのメンバーが活き活きと今後の展望について語ってくれました。

ワークショップでの高校生の熱意


参加前は未病について知らなかった高校生が、ワークショップを通じて自分の未病について知り、さらにその未病のことを他者にも発信したいと、未病に対しての意識が変化していることが印象的でした。

私自身、未病に真摯に向き合う高校生の熱意に心動かされました。

他者を動かし社会を変えたいという思いはこのような熱意から生まれると痛感し、高校生の姿勢から学ばせていただきました。

これからも高校生がどのように未病に取り組むのか、とても楽しみです。

 

 

取材・文: 徳永栞
Reporting and Statement: shioritokunaga

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