
2 Apr. 2018
席をゆずります やさしさコネクトマーク


やさしさコネクトマーク
稀少難病である特発性多中心性キャッスルマン病当事者である麻田モモカ主宰の「病気と生きるプロジェクト」の一環としてクラウドファンディングで資金を募り、製作。電車やバスといった閉鎖された公共空間内では声をあげることは大変な勇気が必要なのはもとより、自分と同じ「見た目では分からない問題」を抱えている人に声をかけてしまうかも知れないという不安がある事から製作を企画。マークの配布により、「見た目では分からない問題」の周知と、支援者側のやさしさの表出を図る。
マークは非言語コミュニケーションのツールとなりえる事から、当事者側のマーク(ヘルプマーク等)に合わせた支援者側のマークがある事で、繋がるべきところが繋がりやすくなると考え、やさしい気持ちが繋がるマークという意味を込めて「やさしさコネクトマーク」と名付けた。マークのデザインは年齢・服装を問わず付けられるようシンプルなものにし、アタッチメントは付けたいときだけ付けられるよう、取り外しが容易なボールチェーンを採用。
「自主性を持った支援」「無理しない支援」「できる事を、できる時に、できるだけ」といった個々人が自然な形で支援する姿を理想とする。
やさしさコネクトマーク/病気と生きるプロジェクトFacebookへ
助けられあいプロジェクトFacebookコミュニティページへ
関連記事:

-
ユニバーサルツーリズムUT
すべての人が楽しめるよう創られた旅行であり、高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行を目指しているもの(観光庁HPより)。http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisak […] -
越境ワーカーEkkyo-worker
各参加企業が選定した課題に対し、出向の形ではなく相互インターンシップという柔軟な枠組みで対応することが特徴。社員の学びの場となるだけでなく、多様な見識や経験を持つ社員による活発な意見交換を通して、イノベ… -
稀少難病Rare Disease
正式名称「希少難治性疾患」「原因不明、治療方針未確定で長期療養が必要、患者数が非常に少ない」病気のこと。希少難病の国内患者数は750万~1000万人と推計されている。これに対し、厚生労働省「難病の患者に対する医… -
ソーシャルデザインSocial Design
自分の「気づき」や「疑問」を「社会をよくすること」に結びつけ、そのためのアイデアや仕組みをデザインすること。 -
バリアフリーBarrier-Free
高齢者や障がい者が社会生活を送る上で障壁となるもの(バリア)を取り除く(フリー)こと。物理的バリアのほか、社会的制度、人々の意識、情報の提供など、より広義な文脈で捉えられている。 -
ユニバーサルデザインUniversal Design, UD
文化・国籍・言語・性別・年齢を問わずに、障がい・能力の如何を問わずに、できるだけ多くの人が利用することができるように考えられた商品・施設などの設計(デザイン)のこと。 -
ノンバーバルNon-Verbal
直訳すると「言葉によらない、非言語の」という意味。「ノンバーバル・コミュニケーション」として用いられることが多く、その例としては、声、表情、ジェスチャーなどが挙げられる。 -
インクルージョンInclusion
様々な背景や能力を持った人々が、その違いを認められた上で、対等にチャンスを与えられている状態のこと。日本語では「包摂」とされる。
