みんなのインクルーシブ・マーケティング!! 新連載スタート
- cococolor事業部長 / cococolor発行人
- 林孝裕
電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)は2017年8月、人びとの多様性がますます広がっていく社会を前提として、これまでの企業やビジネスの常識を一から考え直していくための次世代型のマーケティング概念として
『インクルーシブ・マーケティング®』をリリースしました。
そしてこの度、cococolorにおいても新たにこのインクルーシブ・マーケティングについての連載プロジェクトをスタートします。
題して「みんなのインクルーシブ・マーケティング!!」。
皆さま何卒よろしくお願いいたします!!!
インクルーシブ・マーケティングって、なに?
それは文字通り“インクルーシブ”なマーケティングのことです。
インクルーシブ(inclusive)とは、全てを含み入れていく、包括的なという意味で、逆に言えば、エクスクルーシブ(exclusive)ではない、排他的ではないマーケティングということになります。
誰も仲間外れにはせず、積極的にポジティブにいろいろな個性を持つ人びとを仲間にしていくマーケティングの事です。
でもそれって企業からすれば本来とても理にかなっていることですよね。
しかし、これまでのマーケティングって、必ずしもそうではありませんでした。これから少しずつそのあたりのこともみんなで考えていければと思います。
“人”がつながりあう社会と、
社会を見つめる人の“目”
これは『インクルーシブ・マーケティング』のロゴマークです。
このデザイン、実はcococolorのロゴマークを開発してくれたデザイナーによるものでして、コンセプトはばっちりつながっています!
お気づきですか?
そう、いくつもの『人』という字でできているんです!!
多様な一人ひとりの「人」がつながりあって一つの世界を作っている私たちの社会です。
そしてまた、このマークは人の「目」の形にもなっています。
あらゆる企業やその中の人が、社会とどのように向き合い、その目線の中に何を見ていくのか?ということです。
これから、こうした社会の捉え方や、眼差しの持ち方を次世代型のマーケティングとして考えていきたいと思います。
マーケティングやビジネスの話とは言え、明確な答えが一つあるわけではありません。是非この連載を通じて多くの皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。
「みんなのインクルーシブ・マーケティング」なので。
社会を動かすエンジンとしての企業
なお、ここで言う“マーケティング”とは、市場調査や分析、広告・宣伝、販売などの狭義のものではなく、採用、開発、調達、製造なども含む、あらゆる企業活動全体を指すものです。
また、社会貢献やCSR分野のみにフォーカスした、単に「いいことしましょう」というものではなく、あくまで本業を核としたビジネス全体の在り方についての話です。
電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)は、あらゆる企業や組織が今後も社会において持続的な成長を遂げていくためには、よりインクルーシブなマーケティングへのいち早い転換が欠かせない条件だと考えています。
さらに言うならば、これに乗り遅れれば、企業はビジネス面においても明るい未来を描き続けられず、またそれによって社会に起こる弊害も大きなものとなると考えています。
マーケティングとは、“Market+ing”であり市場を創造し、動かしていく行為です。そしてその行為の担い手が企業であり、ビジネスと言うことになります。
社会におけるダイバーシティ&インクルージョンを実現するために、企業はインクルーシブ・マーケティングの実践によって、社会を前へと動かしていく圧倒的な力を有するエンジンとなっていくことでしょう。
cococolorではこれから、「インクルーシブ・マーケティング」をテーマに、社会における企業やビジネスのこれからの新しい可能性について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
そんなに難しい話をするのではなく、cococolorらしく「ここから」考え始めてみよう!という気軽な気持ちで、
「へぇ、確かにそういうのってなんか今っぽいよね。」
「面白いだけじゃなくて結構戦略的に考えられているかも。」
という具合に、楽しんでいただければと思います。
では、乞うご期待!!!
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