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Mar.

2024

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17 Jun. 2021

【告知】6/26(土)Women’s Well-being Updates 2021が開催されます

半澤絵里奈
編集長 / プロデューサー
半澤絵里奈

来週6月26日(土)MASHING UPの主催でオンラインカンファレンス『Women’s Well-being Updates 2021』が行われます。
MASHING UPとは株式会社メディアジーンが運営する、多様な視点で社会課題を捉え未来を考えるメディア&コミュニティ)

 

今回のテーマは題して「働く女性のウェルビーイング」
新型コロナ感染症拡大による生活や職場環境の変化などによって多くの女性が「心と体の健康」について考える機会を得たことを契機に、本イベントでは異なる個性を持つ私たちが自分らしく働き、自身の心と体に向き合っていくために必要な視点について議論が交わされる予定です。具体的なテーマとしては、女性の健康とキャリアに始まりフェムテック、メンタルケアまで幅広く複数のセッションが展開されます。


当日イベント概要

日時  :2021年6月26日(土)12時30分~20時00分
視聴方法:YouTube配信
参加費 :無料(事前登録が必要です)
申込み先:こちらからPeatixにリンクします
登壇者 :RIKACO氏 / 遠藤祐子氏(MASHING UP編集長) / 福田恵里氏(SHE株式会社 CEO/CCO)/亜耶バネッサ氏(トータルビューティーアドバイザー) 他多数
※スケジュールは変更される可能性がございます。

 

セッションのご紹介

MASHING UPのコミッティメンバーを務める私から現段階で発表されているセッションの見どころを予想してみたいと思います。

1.OPENING TALK 12:30-12:55
「オリジナルな人生に誇りを。多様性のはざまで手にした居場所とレジリエンス」



ご登壇者は、MASHING UP編集長の遠藤さんとファッションモデルの国木田彩良さん。自分のアイデンティティに誇りを持ち、WELLな状態を実現するヒントを探ります。先日放送されたNHKの「クローズアップ現代+」のジェンダーギャップ解消に関するの特集のなかで、ある女性が男性によって作られた枠組みの中でがんばることが活躍だと思っていたが違うと思ってやめ、働き方を変えた背景について語っていましたが、これもまさに自分にとってのWell-beingを追求している女性の姿の一つだと感じます。

本セッションでは、海外で生まれ育ちモデルとして活躍する国木田さんの経験に沿って自分の個性との向き合い方や、逆境を乗り越えポジティブに自身のアイデンティティにつなげるためのレジリエンスについても遠藤さんが迫ります。自分の居場所、本当に悩んだときに話せる仲間、自分の心や生活を回復させる方法について思いを巡らしながら聞きたいセッションです。


2.13:00-13:45
「身体との向き合い方はどう変わる?」




ご登壇者は、fermata 株式会社 Global Business Manager カマーゴリアさん、株式会社SQUIZ 代表取締役 平野巴章さん、スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版 コミュニティプロデューサー 井土亜梨沙さん。フェムテック元年と言われた2020年を過ぎた今、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(*)という言葉や、男性がイニシアチブをとって開発する性課題解決のためのアプリ、教育現場における性教育なども話題です。本セッションでは、ジェンダーによって分断されがちな性に関する悩みを性別に関わらず解消し、ウェルビーイングにつなげる方法を深堀りします。女性には女性らしさ、男性には男性らしさが求められていた時代から、自分らしい生き方に変化している今、3人の登壇者がどんな価値観をシェアしてくれるのか楽しみです。


*リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、「性と生殖に関する健康と権利」のことを示し、1994年にカイロで実施された「国際人口開発会議」において提唱されたコンセプト。​現在、女性の人権を語る際のホットトピックとなっており、具体的には月経・避妊・中絶・婦人科の疾患や出産など様々な事象に関連して話題に上がるものです。



3.14:00-14:45
「しなやかに選びとる。折れない働き方、やわらかな人生」

ご登壇者は、ベンチャー経営者であり、二児の母、そして『VERY』の専属モデルも務める申さん(株式会社GENDA 代表取締役社長)と、Forbes Japanが選ぶ「30 UNDER 30 JAPAN 2020」受賞者のひとりでもある合田さん(株式会社TIEWA 代表取締役 )。誰もが幸せに働き続けるために必要な視点や、自分の人生をより主体的に、しなやかに生きるヒントについて語ります。以前は、男性が多くを占める職場のなかで女性が昇格や豊かな暮らしを実現するにあたってぶつかる壁を「ガラスの天井」と表現しているのをよく聞きました。現在は、あまり聞かなくなったものの、女性たちが本当に生きやすくなっているのかは疑問です。

パートナーシップや出産・育児、趣味の追求、周囲の人たちとのコミュニケーション。本当は多様な選択肢があって、生き方も働き方も自分でデザインしてよいはずなのに、私たちはステレオタイプのプレッシャーを受けています。しなやかに選び取るとはどういうことなのか?周囲との関係のなかで、お二人がどう実現しているのか気になるところです。


4.15:00-15:45
「『私のシゴト』に出会おう。心に眠るビジョンをビジネスに変える一歩」

ご登壇者は、鈴木国正さん(インテル株式会社代表取締役社長)、福田恵里さん(SHE株式会社 CEO/CCO)、田中美和さん(株式会社Waris 共同代表/共同創業者)。先日、ある男性が育児休業取得の検討をして諦めたという声をたまたま目にしました。出産・育児については身体的な事情から女性には休業取得しないという選択肢はほぼありません。そこで数か月から数年に渡って断絶させられることとなるキャリアや人間関係、情報があります。一方で、早く育児休暇から復帰すれば母親らしさの欠如を指摘されます。ライフステージの変化による影響というのは、もちろん出産・育児だけではないですし、早いうちからあらうる情報を取得し、考えておきたいものです。機会や可能性、選択肢などに出会うことが重要だと感じます。SHEの代表就任とともに、昨年産休・育休に入った経験を持つ福田さんの実体験を伴った発言や今の考え方・感じ方にも注目しています。

 

5.16:00-16:45
「『私なんて』って言いがちな人のための、自分の心とのつきあい方」

ご登壇者は、小高千枝さん(株式会社エクラ・コフレ17 代表取締役 公認心理師 )、はしかよこさん(株式会社TSUMUGI / Capital Art Collective「MIKKE」取締役)、そして前述の遠藤編集長です。先日、ある情報交換会で女性の管理職比率底上げのための議論をしている際に女性のセルフエスティームを向上させることが重要かもしれないという話が上がりました。セルフエスティームとは、自尊心や自己肯定感のことを示します。企業において1on1をすると、全体の傾向として女性の方がより多く、自分のどこに課題点や悪い点があるのかについて尋ねてくる、という声も。

また、女性の管理職比率の話題の際に、「次期候補の集団がいるか」「管理職育成の機会が提供されているか」「女性を管理職にする企業風土があるか」などと必ず一緒に話題に上がるのが「その女性は管理職になりたいと思っているか」という点です。この「管理職になりたいかどうか」の内側には、物理的にやれるかどうかという個人の判断に加え、自分の能力がふさわしいと自己評価できているかという点があり、セルフエスティームが大きく関わってきます。メンタルヘルスケアサポート・マネジメントに携わり、個人から企業まで多くのメンタルサポートに関わってきた小高さんがどんなアドバイスを下さるのか聞き逃せません。

 

6.17:00-17:45
「色をまとおう。ラベルにとらわれず自分をまるごと楽しむ」

ご登壇者は、亜耶バネッサさん(トータルビューティーアドバイザー)と大谷明日香さん(REING 代表)です。サステナブルやウェルビーイングの波はファッションやコスメの世界でも感じます。大量消費時代に別れを告げつつあり、あるアウトドアブランドでは生活者に対しもう自社のブランドの服を買わないで欲しいというキャンペーンまで実施しています。”ときめく”ものだけを大切に、という考え方もみなさんのよく知るところです。限られたワードロープのなかに込める自分らしさとは何か?みなさんも季節毎の衣類の入れ替えの際、流行りを過ぎた服や体型に合わなくなった服を手にしながら考えたことがあるかもしれません。外側からの情報で世の中の潮流を捉えることと流行りに敏感であることには大きな隔たりが見えてきています。世の中の潮流を捉えながらも、ラベルに捉われず自分がハッピーになる着こなしとは?お二人からはトータルコーディネートの話を通じて、偏見や慣習からの解放についてもトピックが上がりそうです。

 

7.SPECIAL TALK 18:05-18:45
「WELLなキャリアとライフスタイルの作り方」

ご登壇者は、タレントのRIKACOさんです。近年オーガニックアドバイザーやスーパーフードマイスターなどの資格を取得し、公式You Tubeチャンネル【RIKACO LIFE】では、医師や専門家に自らインタビューを行い、女性がより良く生きるヒントを発信しているRIKACOさん。メディアの報道などで視聴者側である私たちも少なからず彼女のライフスタイルの変化を知る機会がありました。いくつもの変化の波で、彼女は何を感じ、どう変わっていったのか。どんなメッセージが飛び出すのか、18時過ぎはPCやタブレットの前でお気に入りのドリンクを片手にリラックスして聞きたいと思います。


これらのセッションは事前申し込みをすればすべて無料です。既に1週間後に迫っていますが、みなさん是非スケジュールをチェックしてください。
cococolorでもセッションレポートの掲載を予定しています。

 

取材・文: 半澤絵里奈
Reporting and Statement: elinahanzawa

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